ユニバースの真空混練押出成形機とは
- 真空混練押出成形機は真空機能が搭載されたモーター回転式のスクリュー式押出機で、材料を継続的に投入することで連続押出成形します。押出速度はスクリューの回転数やスクリューの外径、長さで調整可能です。
- 材料を上部にあるホッパーと呼ばれる材料投入口から投入すると、ローラーで噛み込み、スクリューで混練しながら送り出し押出成形。二段以上の構造では真空をかけながらローラーで噛み込み、スクリューで混練しながら送り出して押出成形します。成形体の裁断面は取り付けた金型と同じ断面形状を保ちます。
- 基本構成は上下二段式。成形体の押出条件により常圧一段式、加圧真空二段式または三段式にカスタマイズ可能です。大型成形体用には縦出し成形機をラインナップしています。
- 縦出し成形機は、成形体の自重による歪みなどの変形現象を回避するため縦方向に成形して精度を保ちます。二段式成形機を供給機とし、縦出し一軸送りスクリューと一体化した構造です。
- 機内基本温度は-3℃~80℃の範囲内で調整します。80℃以上の加熱が必要な成形体の場合は上限150℃まで可能です。
- 先端に付属する金型の種類によって成形体の形状が決まります。お客様がお持ちの金型の場合は接続機器を間に噛ませて使用します。弊社では真空混練押出成形機同様、金型も設計・製造しておりますのでご相談ください。
- 真空混練押出成形機はラボでも量産でも幅広い用途でご利用可能です。
真空混練押出成形機の
9つの特長
FEATURE
01
カスタマイズ
お客様の材料や条件・ご希望する成形形状等、押出速度や耐圧等の諸条件を考慮しサイズや仕様を決めながら成形機をカスタマイズし製作する方式を採用しております。
FEATURE
02
練機と押出機を一体化
独自の設計思想から生み出された弊社の成形機は、練機と押出機を一体化することで成形工程を大幅に簡素化。無駄を省いた機械形状を追求し、生産効率の向上を実現します。
FEATURE
03
強混練スクリュー
通常のスクリューの先端に私たちが開発した独自形状の特殊スクリューを搭載することで、通常より優れた混練能力を発揮。混練度は自由に調整可能です。
FEATURE
04
高密度&均一成形
加圧型ロングスクリューを搭載することで通常より高い加圧で材料を長時間滞留・混練する構造となっており、精度の高い成形体を押し出すことができます。
FEATURE
05
分解洗浄が容易
小型成形機は簡単に分解できる構造となっており、V-15の場合、2人で20~30分程度で材料替えまたは使用後の分解・洗浄・組立が可能です。
FEATURE
06
原料の歪み防止
押出成形直前にかかっていた原料の偏りを解消するのに成形機出口にクロスヘッドを搭載し、押出角度を変えることで、材料のネジレ・偏肉を矯正します。
FEATURE
07
化学反応を防止
材料に熔解・混入した空気やガスを取り除くため真空室では、真空ポンプを用いておおよそ100kPaゲージ圧で減圧し真空脱気。ここで材料密度を上げ、化学反応を防止します。
FEATURE
08
安定した連続成形
冷却構造(-3℃~)で成形時に発生する摩擦熱を抑えながら材料変成を防止し、安定した連続成形をします。基本構造は-3℃~80℃となります。
FEATURE
09
材料逆流防止
真空室横に光電センサーを設置。真空室内に材料が必要以上に溜まるとセンサーが材料溜まりを検知し、自動停止して逆流を防止します。

真空混練
押出成形機
Lineup
V-15(Ⅱ)卓上型
Specifications
少量の材料(充填量比重2で約130g)で成形するラボやテスト用にオススメ
アース付き100Vコンセントでご利用可能
吐出能力 | 0.3~1kg/H |
装置動力 | 0.1kw |
スクリュー径 | φ15mm |
機械寸法 | L750 x W280 x H555mm |
機械重量 | 65kg(制御盤含む) |
V-20(Ⅱ)
Specifications
ラボ・テスト用および少量や小型成形体の生産機としてオススメ
コンパクトサイズなので少ないスペースでの設置が可能
吐出能力 | 1.5~3kg/H |
装置動力 | 0.4kw |
スクリュー径 | φ20mm |
機械寸法 | L1050 x W400 x H1200mm |
機械重量 | 200kg |
V-25(Ⅱ)
Specifications
小型成形体の量産機としてオススメ
下位クラスの成形機より吐出能力が高くパワーがあるため硬い成形も可能
分解洗浄が簡単(2人で約20分)
吐出能力 | 4~6kg/H |
装置動力 | 0.75~1.5kw |
スクリュー径 | φ25mm |
機械寸法 | L1600 x W500 x H1300mm |
機械重量 | 500kg |
V-30(Ⅱ)
Specifications
小型成形体の量産機としてオススメ
V-20およびV-25での成形でパワーUPしたいときに選択したい成形機
吐出能力 | 7~12kg/H |
装置動力 | 1.5~2.2kw |
スクリュー径 | φ30mm |
機械寸法 | L2000 x W500 x H1450mm |
機械重量 | 700kg |
V-40(Ⅱ)
Specifications
中型成形体の量産機としてオススメ
25kg/Hまでの吐出能力が必要なワークに最適
吐出能力 | 15~25kg/H |
装置動力 | 1.5~2.2kw |
スクリュー径 | φ40mm |
機械寸法 | L2100 x W550 x H1520mm |
機械重量 | 850kg |
V-55(Ⅱ)
Specifications
V-40のスケールアップ版
大型の成形体を検討する際のテスト機として最適
最大ワークサイズはスクリュー径の1.5倍程度(要追加パーツ)
吐出能力 | 25~45kg/H |
装置動力 | 3.7~5.5kw |
スクリュー径 | φ55mm |
機械寸法 | L3000 x W650 x H1600mm |
機械重量 | 2000kg |
V-70(Ⅱ)
Specifications
V-55のスケールアップ版
80kg/Hまでの吐出能力が必要なワークに最適
吐出能力 | 55~80kg/H |
装置動力 | 5.5~7.5kw |
スクリュー径 | φ70mm |
機械寸法 | L4300 x W990 x H1960mm |
機械重量 | 3200kg |
V-90(Ⅱ)
Specifications
大型成形体の量産機としてオススメ
180kg/Hまでの吐出能力が必要なワークに最適
吐出能力 | 100~180kg/H |
装置動力 | 5.5~7.5kw |
スクリュー径 | φ90mm |
機械寸法 | L5000 x W1000 x H2000mm |
機械重量 | 6000kg |
V-120(Ⅱ)
Specifications
V-90のスケールアップ版
220kg/Hまでの吐出能力が必要なワークに最適
吐出能力 | 120~220kg/H |
装置動力 | 11~15kw |
スクリュー径 | φ120mm |
機械寸法 | L6500 x W1000 x H2100mm |
機械重量 | 9000kg |
V-150(Ⅱ)
Specifications
V-120のスケールアップ版
V-120以上VT-300以下のワークサイズ&保持できる硬度を持つ成形にオススメ
吐出能力 | 300~450kg/H |
装置動力 | 18.5~30kw |
スクリュー径 | φ150mm |
機械寸法 | L8500 x W1100 x H2800mm |
機械重量 | 20000kg |
VT-300
Specifications
大型成形体の量産機としてオススメ
ワークを縦方向に押出すことで自重で潰れることなく成形が可能
吐出能力 | 最大250kg/H |
装置動力 | 上段15×下段15×縦出し5.5kw |
スクリュー径 | φ300mm |
機械寸法 | L4700 x W1200 x H3800mm |
機械重量 | 10000kg |
